勉強は量より質?「結果が出る努力」について東大生塾講師が答えを教えます。

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みなさんこんにちは!ルナアカデミー代表です。

「勉強は量より質だ」

というアレ,いたるところで聞きますよね。

受験生になり,勉強を始めてみたものの結果がなかなか出ない…。毎日たくさん勉強するのがつらい…。もっと効率の良い方法が欲しい…。

そんな悩みを抱えている方もたくさんいるのではないでしょうか。今回は,その問いに終止符を打ちます。余計なことを気にせず,集中して前に進んでいく助けに慣れたら幸いです。

効果=量×質×才能

そもそも,学習効果とはおおまかに量×質×才能によって決まるものです。どれだけ素晴らしい方法論があったとしても量が0なら学習効果は0ですし,どれほどの量をこなしたとしても質が0なら学習効果は0です。才能は生まれ持ったものですから,今更どうしようもありません。しかし,量と質は限界はあれど高めることができますし,両方を高めれば十分な効果は得られます。

質の高い勉強をどれだけできるか,それが「結果が出る努力」の本質です。ちなみに,これは勉強以外にも言えることです。分野によって才能の依存度は変われど,質の高い努力をたくさんできれば,その分野の最高水準に到達することができます

如何に質を高めるかを考えよ

先述の通り,結果を出すためには質の高い努力をすることが必須です。そのためには,「質が高い」とはどういうことか理解して置く必要があります。

結論,質が高いとは無駄がないということです。何をしないかを明確化し,エネルギーを1つの事に集中させるということが重要になります。これは一般的に「エッセンシャル思考」と呼ばれ,結果を出すために必要なマインドセットとして広く認知されています。

一見これは受験勉強とは逆行する思考に思えます。受験勉強は,全ての科目を一定水準まで上げつつも武器を磨かなければならなず,一点突破ではどうにかならないからです。しかし,そういうことではありません。受験勉強の鉄則として,全ての科目を少しずつ伸ばしていくよりはまず何か1~3個のことを達人級に伸ばし,そこから徐々に視野を広げてジェネラリストとなることが挙げられ,実はこれが最速ルートなのです。その都度その都度,自分が取り組むべき事に集中していき,武器を増やしていく。これを繰り返すことが最重要事項です。

とはいえ,最初から集中すべき事を見つけることはかなり難しいでしょう。何をすべきか分からないから困っているのに,「すべき事に集中しろ」と言われても困りますよね。簡単な方法を教えます。

「すべき事」はどうしたら見つかるか

では,自分がすべきことはどうしたら見つかるのでしょうか。最も確実と言える方法は全体像を理解し,自分の位置を把握し,考えうる方法を消去法で試し続けることです。

例えば,東大合格レベルの英単語を覚えたいとします。この時,全体像というのは「東大合格に必要な語彙力=鉄壁レベルの単語を8割型覚えていること」であり,自分の位置は「現在の単語力=テストや成績から判断できる実力」です。考える単語の学習法としては,

  • 音読する
  • ひたすら何周も読む
  • 知らない単語だけを書き出してそれを復習する
  • 章ごとにテストをして覚えていない部分を復習する
  • 接頭語接尾語に注意して,単語をグループ分けして覚える

など,いくつか思いつきます。人によって適した方法は違うので,どんな方法でもある程度学習効果は得られます。思いつく限りの方法を片っ端から試し,効果が実感できるものだけを残して継続していきます。これが消去法です。

そうして残った質の高い(=効果の高い)勉強法こそが自分のすべき方法で,それをとてつもない量こなす,というのが結果の出る努力です。

具体的な勉強だけでなく,大まかな方針を決める際にもこの思考法は役立ちます。

受験生の最終目標として「大学合格」があります。これに対しては,おおまかに次のようなアプローチで成績を伸ばしていくことができます。

(全体像の把握)
その大学の入試科目・配点,各科目の出題傾向,特徴的な出題,必要な学力,倍率などの情報を整理する。

(自分の位置の把握)
得意・不得意分野を模試などで知る。模試の順位を元にして,受験予定者の中での位置を知る。

(方法論)
得意で頻出な分野はもっと伸ばす。不得意で頻出な分野は最低限取れる勉強をし,他の得意分野を伸ばしてカバーできるように準備する。あまり出なくて苦手な分野はほぼ触らない。配点のバランスと得意・不得意科目を考慮して勉強時間を決める。など
※それぞれの詳細な勉強法は省略。具体的な科目の勉強も消去法で効果の高いものを選ぶと良い。

(消去法)
上記を片っ端から試して,次の模試の成績や日々の演習等をもとに再び方法論を考え,消去法で実験する。

というように大まかな方針を進める上でもこの方法は役立ちます。当然,具体的な学習に入る際には,その科目(分野)における課題を同様のステップで見つけ,勉強します。

勉強量は手段

さて,自分のすべきことを見つけ,無駄を排除することができました。冒頭で言ったように,方法が分かっても勉強量が少なければ効果は低いです。

学習効果を最大限引き出すのが勉強量です。上記の方法で今の自分にとって最大の効果を上げる学習内容は明確になっているため,あとはそれをひたすら繰り返します。

バシっと決めた1~3個のことだけを朝から晩までとてつもない量こなし,2, 3週間くらいで一気に仕上げ,次のステップに進んでいくようにしましょう。

まとめ:高い質の努力をし続けろ

大学合格と言う目標を達成する上で勉強は必ずしなければならないことです。そこで問われる「量と質のどちらか大事か」に対する答えは「高い質と膨大な量」です。

どちらかが重要なのではなく,どちらも重要なのです。

それゆえ,質を高める工夫をしてそれをとてつもない量をこなすことが勉強では最重要になります。それは決して楽な道ではなく,頭も体力も使います。

ここに示した方法を参考に,目標達成に向かって進んでいってくれたら幸いです。それでは。

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今回の記事はいかがでしたか?やるべきことを明確化し,量をこなせというのは本質かもしれませんが,自分1人の力では難しいことです。

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