【2023年最新版】ガチで伸びる!国語・現代文の参考書ルートを徹底解説!【大学入試】

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こんにちは,ルナアカデミー代表です。

いよいよ今年の入試も終わり,来年度の入試に向けて1年間頑張ろうと思っている人も多いことでしょう。入試に合格する上で計画的な学習は非常に重要であり,参考書ルートを適切に定めることはその根幹と言えます。

ぶっちゃけた話,現代文の勉強法が分からずとにかく苦手になってしまっている生徒も多いのではないでしょうか?

今回は基本となる参考書ルートに加え,志望校別に更に詳しい解説をしていくことで,現代文の成績を爆上げする道しるべを示します。

共通テスト・センター試験の過去問で7割が安定しない人は基本編から,それ以上の人は志望別参考書ルートから読んでください!

現代文の参考書ルート:基本編

共通テストが7割以上取れない人は,まずこの基本編から取り組んでみましょう。

現代文攻略に重要なのは,近現代社会の常識や語彙,そして文章を読む確かな技法・ロジックを身に着けることです。

現代文ほど感覚に頼って解いてしまう生徒が多い科目はありません。解答の根拠を聞いても「なんとなく~」「消去法で~」という答えが返ってくることが多いです。しかし,それではいつまで経っても共通テストレベルの問題すらまともに得点できず,入試の土俵に上がる事はできません。

漢字や語彙といった根本的な力に加え,「現代文を読む」とはどういうことかしっかりと学習していき,自分の思考を明確に説明できるようにしていくことが重要なのです。

そこで,まずは共通テスト7割を安定させるために取り組みたい現代文の参考書を挙げておきます。

  1. 河合出版 漢字マスター1800+(漢字,語彙)
    入試において漢字の配点はそこまで高くないですが,英文を読む際に英単語を知らないといけないように,現代文を読む際に漢字を知らないと読み解くことは困難です。この参考書では,入試で必須の漢字が網羅されているので,共通テストレベルの漢字で間違えてしまう人は一度取り組んでみましょう。
     
  2. Z会出版 現代文キーワード読解(漢字,語彙,基礎知識)
    近現代の文章を読み解く上でベースとなる知識を網羅的に解説してくれる参考書です。現代文が苦手な生徒は,読解力以前に知識不足が原因となっている場合が多いです。科学,哲学,政治,言語,文化・・・日常生活ではあまり触れないテーマに関する知識をかなりインプットすることができ,その知識があるかどうかで現代文の得点率は大きく変わります。キーワードの意味を抑えるだけでなく,本文もしっかり読んでそのキーワードが使われる文脈まで理解しておくと良いでしょう。
     
  3. 代々木ライブラリー 田村のやさしく語る現代文(読解基礎インプット)
    第1部と第2部で構成されており,第1部では「現代文とは何か」,すなわち文章の構造や指示語,接続詞に関する解説,問われやすい内容やそれに対するアプローチなどについて詳しく説明しています。第2部ではそれらの知識をもとに実際の問題に取り組んでいきます。この参考書に取り組むことで,明確な根拠を持って解答を出す練習ができます。「なんとなく」で問題を解いている生徒に是非取り組んでほしい1冊です。
     
  4. 河合出版 入試現代文へのアクセス 基本編(読解基礎アウトプット)
    現代文に苦手意識のある生徒に特にオススメの問題集です。本文の構造やその捉え方について詳しく解説されています。現代文が苦手な生徒は「読む」ということと「全体の構造を抑える」ということがリンクしていない傾向にあります。この問題集ではそれら2つを繋げるための解説がなされており,現代文の基礎力を付けてくれることでしょう。Z会のキーワード読解と同様,現代文のキーワードに関する説明がなされる箇所があるのもオススメポイントです。取り組む際には,田村の現代文同様,解答の根拠を明確にする意識を持ってください。

1, 2, 3を並行して取り組み,3が終わり次第4に取り組めば現代文の基礎力はかなり強固になります。4でも難しく感じる生徒は「学研教育出版 現代文読解ドリル」「文英堂 高校 やさしくわかりやすい現代文」といった参考書に取り組んでからアクセスに取り組むと良いでしょう。

志望別参考書ルート:~中堅大学(~日東駒専・産近甲龍)向け

日東駒専・産近甲龍レベルを志望する生徒は,基本編の内容をきちんと押さえておけば合格に十分な実力はついているはずです。

本番で実力を発揮するために,以下の物に取り組んで十分な演習をしましょう。

  • 日栄社 日東駒専&産近甲龍の現代文
    日東駒専,産近甲龍の各大学の問題が2年分ずつ掲載されており,解説や補足情報が豊富です。大学ごとに異なる出題傾向についてもまとめられているため,複数の大学を受験する生徒が効率的に対策できるようになっています。
  • 共通テスト・センター試験過去問
  • 志望大学の過去問

志望別参考書ルート:難関私大向け

~GMARCH,関関同立レベル

GMARCHや関関同立レベルになると,基本編+共通テスト演習だけでは心もとないです。もうワンランク上の実力を身に着けてから過去問演習に入っていくことが重要です。

GMARCH,関関同立レベルの実力を付けるためには,以下の問題集がオススメです。

  1. 河合出版 入試現代文のアクセス 発展編
    定番参考書のアクセスの発展編です。記述問題も見られますが,現代文の実力をつけていく上でとても重要な問題ばかりなので私大志望の生徒にも役立つ内容です。共通テストのワンランク上の問題に対するアプローチや考え方が簡潔ながらも非常に詳しく説明されています。
     
  2. 日栄社 GMARCH&関関同立の現代文
    GMARCH,関関同立の各大学の問題が2年分ずつ掲載されており,解説や補足情報が豊富です。大学ごとに異なる出題傾向についてもまとめられているため,複数の大学を受験する生徒が効率的に対策できるようになっています。

最低でもどちらか一方は取り組んでから過去問演習に入ると良いです。

この2つ以外にも,やや難易度は上がりますが「駿台出版 現代文読解力の開発講座」という参考書もオススメです。

開発講座は,やや文章が難しいものの読解の方法についてとても詳細に分かりやすく説明されているため,内容を身に付けばかなり現代文の実力がアップします。要旨要約問題も含まれるので,東大や一橋といった難関国公立を受験する生徒の対策にもピッタリです。

~早慶レベル

早慶の国語はかなりレベルが高く,十分な実力がないまま過去問演習をしても効果は薄いです。次のような問題集に取り組み,確かな実力をつけていきましょう。

  1. 駿台出版 現代文読解力の開発講座
    文章が難しいものの,読解の方法についてとても詳細に分かりやすく説明されているため,内容を身に付けばかなり現代文の実力がアップします。問題量はそこまで多くありませんが,「筆者の主張を理解する」「現代文の読み方を理解する」という点では非常に優れています。難関大の問題であっても確実に得点したい生徒にとって,外せない参考書です。
     
  2. 河合出版 入試現代文のアクセス 発展編
    定番参考書のアクセスの発展編です。記述問題も見られますが,現代文の実力をつけていく上でとても重要な問題ばかりなので私大志望の生徒にも役立つ内容です。共通テストのワンランク上の問題に対するアプローチや考え方が簡潔ながらも非常に詳しく説明されています。
     
  3. 教学社 早稲田の国語
    赤本シリーズの1つですが,普通の赤本とは異なり,早稲田大学で出題された過去10年分の国語から,いくつかの問題が精選されています。難易度が比較的易しい国際教養学部のものから,入試最高峰レベルの法学部のものまで網羅されており,難易度順に並べられているため,着実にステップアップしていくことができます。どの学部を受験するか決まってない人は確実に取り組んでおきたい1冊です。
     
  4. Z会出版 記述編 現代文のトレーニング
    こちらは慶応を受験する生徒に向けた問題集として挙げさせてもらいます。慶応では国語が出題されない代わりに,小論文が出題されます。小論文では,与えられた文章をきちんと読み解き,論旨を理解した上で重厚な記述問題に答えなければなりませんが,現代文の実力がきちんとついていれば特に対策をしていない段階でもある程度太刀打ちできます。この問題集では,難易度の高い記述問題に加え,全問の要約も掲載されているため,小論文に必要な力を養い,確実に合格する力を付けることができます。なお,非常にレベルが高い参考書になっているため,無理に全部の問題に取り組まず,一部の問題を解いて記述力を養った後に過去問演習に入っても問題ありません。

これらのうち1, 2は確実に取り組んでほしい参考書です。可能であれば1→2の順で取り組むと良いかと思います。開発講座で身に着けた読解力をアクセスで確実にものにする,という流れです。

その後は各自が志望する学部の過去問を演習すると良いでしょう。

志望別参考書ルート:国公立大向け

国公立大学の特徴は何と言っても記述問題が多いことです。ここでは,受験する大学レベルに応じて記述対策も踏まえた参考書ルートを説明します。

~中堅国公立レベル

  1. 駿台文庫 現代文読解力の開発講座
    文章が難しいものの,読解の方法についてとても詳細に分かりやすく説明されているため,内容を身に付けばかなり現代文の実力がアップします。問題量はそこまで多くありませんが,「筆者の主張を理解する」「現代文の読み方を理解する」という点では非常に優れています。難関大の問題であっても確実に得点したい生徒にとって,外せない参考書です。
     
  2. 河合出版 入試現代文のアクセス 発展編
    定番参考書のアクセスの発展編です。記述問題も見られますが,現代文の実力をつけていく上でとても重要な問題ばかりなので私大を視野に入れている生徒にも役立つ内容です。共通テストのワンランク上の問題に対するアプローチや考え方が簡潔ながらも非常に詳しく説明されています。
     
  3. 河合出版 入試現代文のアクセス 完成編
    アクセスシリーズの中で最上級の問題が16題収録されています。特徴は何と言っても記述問題対策ができることです。要約問題も数多く収録されており,解説も「本文全体の解説」と「各設問の解説」に分かれているため,自分が躓いているポイントが非常に分かりやすいです。本文読解のテクニックや記述の書き方はこの参考書でマスターできます。
     
  4. 駿台文庫 国公立標準問題集 CanPass現代文
    記述問題がこれでもかというほど演習できます。採点基準も非常に細かく書いてあるため,解答の重要な要素を意識して演習することができる上,独学でも進めやすいです。開発講座やアクセス発展編で記述の解き方をある程度学んだら,CanPassでたくさん演習すると良いでしょう。
     
  5. Z会出版 必修編 現代文のトレーニング
    必修編と銘打っていますが,難易度は比較的高いです。選択式の問題と記述式の問題の両方が配置されており,中には要約の問題もあります。解説がややコンパクトなので,購入前に書店などで目を通し,自分に合うかどうか見極めておきましょう。

1, 2はマストで取り組んでほしい参考書です。その後は,中堅国公立を受験する生徒は過去問演習,難関国公立(新潟,金沢,千葉,都立大,岡山,広島など)は3~5を検討してもいいと思います。ここに挙げたもの以外にも,「河合出版 得点奪取 現代文」「河合出版 現代文と格闘する」などの問題集もオススメです。

これらに取り組み,過去問演習を行えばかなり良く仕上がります。

~最難関国公立レベル(旧帝大,一橋大,神戸大,筑波大など)

国公立最上位を受験する生徒にオススメの問題集です。入試の難易度が非常に高いため,読解力をきちんと養成した上で重厚な問題に取り組み,過去問演習を十分に行っていくことが必要です。オススメの参考書は以下の通りです。

  1. 駿台文庫 現代文読解力の開発講座
    文章が難しいものの,読解の方法についてとても詳細に分かりやすく説明されているため,内容を身に付けばかなり現代文の実力がアップします。問題量はそこまで多くありませんが,「筆者の主張を理解する」「現代文の読み方を理解する」という点では非常に優れています。難関大の問題であっても確実に得点したい生徒にとって,外せない参考書です。
     
  2. 河合出版 入試現代文のアクセス 発展編
    定番参考書のアクセスの発展編です。記述問題も見られますが,現代文の実力をつけていく上でとても重要な問題ばかりなので私大を視野に入れている生徒にも役立つ内容です。共通テストのワンランク上の問題に対するアプローチや考え方が簡潔ながらも非常に詳しく説明されています。
     
  3. 河合出版 入試現代文のアクセス 完成編
    アクセスシリーズの中で最上級の問題が16題収録されています。特徴は何と言っても記述問題対策ができることです。要約問題も数多く収録されており,解説も「本文全体の解説」と「各設問の解説」に分かれているため,自分が躓いているポイントが非常に分かりやすいです。本文読解のテクニックや記述の書き方はこの参考書でマスターできます。
     
  4. 河合出版 現代文と格闘する
    全3部で,第1部では入試の基本となるキーワードやそのイメージを,第2部では文章を正確に理解するテクニックを,第3部ではそれらの知識を総動員して問題を解くという構成になっています。開発講座,アクセス発展編の内容が身に付いていればこちらの問題集はかなり実力を伸ばしてくれます。「現代文と格闘する」では,文章の重要ポイントを正確に理解する技法が解説されており,「傍線部の近くに答えがある」「書き抜きの字数指定から正解を探す」といった小手先のテクニックを遥かに凌駕する真の実力が身に付きます。難関大と勝負するためにはピッタリの問題集です。
     
  5. Z会出版 記述編 現代文のトレーニング
    こちらは東大・京大・一橋を受験する生徒に向けた問題集として挙げさせてもらいます。これらの大学では,与えられた文章をきちんと読み解き,全体の論旨を正しく理解した上で重厚な記述問題に答えなければなりません。非常にレベルが高い参考書になっているため,無理に全部の問題に取り組まず,一部の問題を解いて記述力を養った後に過去問演習に入っても問題ありません。全問に掲載されている要約は東大・一橋対策に,何回な随筆調の文章は京大対策に最適です。

1, 2, 3に取り組んだ後はそのまま過去問研究に入っても問題ありません。最難関大では過去問をきちんと研究し,それぞれの大学の出題傾向に沿った演習をしていくことが重要です。「教学社 東大の現代文25ヵ年」といった各大学の〇〇ヵ年シリーズを緻密に吟味していくとツボが分かってきます。

余裕のある生徒は4, 5にも取り組むと国語を武器にできるようになることでしょう。

ここに挙げたもの以外にも「Z会出版 必修編 現代文のトレーニング」「河合出版 得点奪取 現代文」といった問題集もオススメです。

現代文の参考書ルートまとめ

さて,ここまで志望大学別に現代文の参考書ルートを徹底解説してきましたが,いかがでしたか?

それぞれの参考書の特徴をしっかり把握した上で,自分に必要なものを適切な段階を踏んで取り組んでいくと良いでしょう。

最後に,今回紹介した参考書ルートを図にまとめておいたので確認してみてください!それでは。

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