英語長文の伸ばし方

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こんにちは,ルナです。本日は,英語長文の解き方について解説しようと思います。個人的にはかなり体感のあった方法で,実際,この方法でセンター試験のプレテストから本試験までの1ヶ月で僕自身40点近く伸ばしました。過去に教えた生徒も,平均して20点以上伸びているので,それなりに効果はあります。

共通テスト 英語リーディングの特徴

まず,共通テストの特徴として,6つの大問全てが長文問題であり,リード文も英語なので時間が足りなくなりやすいです。一方,センター試験に比べて圧倒的に分量が多くなった反面,設問そのものの難易度や単語はセンター試験のレベルと大差なく,文章を一発で理解し,整理できれば9割はそこまで難しくありません。

これらの特徴を元に,まずは現在点数が伸びていない人の特徴をいくつか挙げていきたいと思います。これはそのまま「英語長文が苦手な人」の特徴にもなるので,どれが自分に当てはまっているか,今までの演習や成績を振り返りながら読んでください。後ろに対策はまとめておきます。

英語長文が伸びない人の特徴

単語・文法を知らない

長文が読めない一番の原因は単語を知らないことにあります。本番が1ヶ月後に迫っていようが,共テレベルの単語で分からないものがある程度あるうちはそこを埋めていくことが最初です。知らない単語は読めないし,書けないし,聞けません。文法も同様です。苦手な構文や知らない構文は出てきたらすぐ確認しましょう。

復習時に音読していない

音読は意外と大事です。復習時にある程度全体の訳が取れている状態で,意味のカタマリに注意しながらスムーズに音読できるようにすることは,新しい文章に出会ったときにもスムーズに理解する力になりますし,リスニングの訓練にもなります。①にも関連しますが,読める単語はだいたい聞けますし,意味のカタマリを意識して読める構文はリスニングでも理解できます。音読はリーディングにもリスニングにも役立ちます。点数を底上げしたい人は音読がかなり効果的です。

話が整理されていない

長文を読む際,漫然と一文一文の意味をなんとなく取りながら読み進めている人にありがちです。こうした人は,ある程度単語や文法を分かっているもののイマイチ点数が伸びません。「なんとなく文章を読めるけど,イマイチ何の話か分からない」という人は,話を整理する練習が有効です。

問題演習時,文章を脳内で音読してしまっている

これはややレベルが高いですが,これが原因で読む速度が上がらない人も一定数います。文章を読むとき,脳内で音声として再生してしまうと処理速度が落ちやすいです。なお,これに関しては①~③の問題点がクリアされていれば基本的には気にしなくても大丈夫です。

大抵の場合,①~③をクリアしつつ練習を積めば点数は自ずと上がります。また,問題演習をする中でも①~③はクリアされていくので,個別な対策に固執するのではなく,きちんと演習量をこなすようにしてください。

それぞれの対策法

単語・文法の勉強法

共テ1ヶ月前であれば,オススメの方法は「演習で出てきた不明な単語をリスト化,単語帳を朝晩3章ずつ読んで章末テスト」です。演習で分からなかった単語については,きちんと単語帳や辞書に書いてある例文も写し,覚えましょう。リストはちゃんとルーズリーフなどにまとめて書いてください。本番前に確認する際に役立ちますし,何より一回でも書くことは覚える上で重要です。文法についても同様,分からない文法事項が出てきたら文法書の例文を写します。

大問6個分全てやる必要はありませんから,点数が一番低かったものや体感的に意味があまり取れなかった大問を選んで取り組んでください。なお,いずれも大問に対しても最低限不明な単語のリストアップだけはしてください。訳を取るところまで出来たら完璧です。

音読のやり方

さて,音読のやり方を解説します。まず,その長文の訳や単語,構文など不明点を全て解決しておきます。その上で,最初は詰まりながらでもよいので,詰まらずに読めるまで音読を練習します。詰まらずに読めるようになったら,意味のカタマリや構文にも注意し,あたかもリスニングのスクリプトを読んでいるかのように3回ほど音読します。これができるようになれば,その長文は意味も構文も,話全体の流れもほぼ完璧に理解しているはずです。音読は演習の答え合わせと同時にやる必要はないので,空き時間を見つけてその日のうちにやりましょう。次の日の朝でも構いませんが,次の日の内容に入るまでに必ず終わらせます。

内容の整理方法

全体の内容を整理するには,長文の基本的な構造を理解してアプローチしましょう。英語長文では,基本的に文章全体の序盤と終盤の段落に主張がなされ,各段落の序盤と終盤においてもその段落での主張がなされます。当然例外的なものもありますが,基本はこの構造で,共テも例外ではありません。

これに注目すれば,基本スタンスとして「段落の最初の方と最後の方を重点的に理解し,例示部分は流し読み」がベストだと分かります。この上で,各段落を読み終わるごとに,その段落を一言で要約すると全体の内容を整理する上でかなり役立ちます。各段落の一言要約を全部繋げれば文章全体の要約ですからね。

文章の処理方法

これは感覚的な話になってしまいますが,文章を脳内で音読するのではなく,文章を文章のまま理解する訓練をすると,読むのが早くなります。文字を文字(=記号)として理解するイメージです。フォトリーディングというか,文字記号を目で認識して意味を理解するというか,そんな感覚です。一連の処理に「音声処理」を介在させないようにしましょう。

まあこの辺はそこまで気にしなくてもいいですが,僕は浪人中もこれ訓練してたら東大英語でもかなり余裕をもって解けるようになったので効果はあるかもしれませんね。

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